Ep.1-13 -宇和島へ。2-

飲食店で出会った賞金首"マサ"を追い宇和島へ向かう美沙子一向。 店を出た所で取り巻きに囲まれ竜一達を先に行かせた美沙子。 だが、敵をすぐさま一掃し竜一達の元へ向かうのであった。

数十分歩いた所で竜一達の姿がかすかに見えた。

 

美沙子「(あっ、いたいた。)おーーい😄 リューーーー!😄」

竜一「おっ、きたきた。」

 

竜一がこちらに向かって手を一回挙げた。

 

美沙子「ふぁぁ、ごめんごめん💦で、借りれた?」

竜一「まぁ、借りるのは他愛もねぇが、宇和島までだとここから車で早くても5時間はかかる。 それでも車で向かうか?」

美沙子「そんなにかかるのか...。まぁとりあえずは仕方ないよ。車で向かおう。」

竜一「わかった。」

 

手続きを済ませ車に乗り込む3人。

 

美沙子「よし、宇和島へ向けて出発だーー!!」

 

美沙子達が乗った車はすぐに発車した。

 

3時間程走っただろうか。 ひとまず高知県内に入った一向。 少し先に人が立っている。 美沙子が気づいた。

 

美沙子「ねぇ、あれ。 今時ヒッチハイク??」

 竜一「あっ? 確かに。 何してんだアイツ?」

美沙子「拾ってやろうよ😄」

 竜一「あぁ?! いいよ面倒くせー。」

 

徐々にその姿がはっきりと確認出来るようになってきたその時だった。

 

全員「え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ーーー!!!」

 

目の前に車をとめると急いで降りた一行。

 

そこに立っていたのは人ではなく動物であった。

 

美沙子「えっ、これって、カワウソだよね?!ww」

 竜一「ちげぇねぇww」

美佐子「美沙子さん、これニホンオオカワウソですよ! 天然記念物です!! すごい...本物は初めて見た...。」

 美沙子「マジか! すげー奴なのかコイツ!ww」

サラマンダー「ほぅ...カワウソがヒッチハイク...仰天映像だなこりゃw」

 

「何だ何だお前ら!見せ物じゃねーぞ!!」

 

 

美沙子「えっ....。」

 

全員「喋ったあぁぁぁぁ!!!!」

 

カワウソ「何だよ? カワウソが喋ったらいけないのか?! おぉん?!」

 美沙子「いや、別におかしかないけど...ww お前は何してるんだこんな所で?」

カワウソ「見ての通りヒッチハイクさ。 カワウソは免許取れないからな!」

 美沙子「威張るとこじゃねぇwww 目的地はあるのか?」

カワウソ「宇和島へ行きたいんだが、途中まででもいい。お前達はどこへ?」

 美沙子「奇遇だなw アタシ達も宇和島へ向かってる😄」

カワウソ「?! ホントか?!乗せてってくれ!なぁ頼むよー。」

 

そう言うとカワウソは土下座した。

 

美沙子&美佐子「(か、可愛い...!!!」

 

美沙子「おしっ、わかった!乗れ!!😄」

 カワウソ「ホントか!!ありがとうございます!! 圧倒的感謝...!!」

 竜一「何だよそれ、某賭博マンガじゃねぇかwww」

美沙子「まぁいいwさぁ、早く出発しよう!善は急げだ!!」

 

車に乗り込んだ一行。 改めて宇和島を目指すのであった。

 

To be continued...