Ep.1-20 -マサを追え。2-

とある酒場にて。

 

美沙子「見つかんねぇ...大半が手先かビビりながら生活してる状態、キリがないなぁ...。

 美佐子「そうですね...。どうしましょうか...。」

竜一「戦魂読めねぇのか?」

 美沙子「ずっと読んではいるんだけど、弱すぎて辿るのが難しいよ。今のアタシにはまだ無理かも...。」

コタロー「まぁ、とりあえずあのサラマンダーとやらを待とうじゃないか。話はそっからだな。後、オレは野暮用があるから抜けるぞ。ここまで送ってきてくれてありがとな。短い間だったが世話になった。名前までもらって感謝するよ😊」

 美佐子「えっ、コタローさん行ってしまうんですか? 寂しいな...。」

コタロー「元々その約束さ、またどこかでバッタリ会うかもしれないしな。お互い頑張ろう。ありがとな、みんな😊」

 美沙子「ホントに短かったけどありがとな😄 お前は友達だ😊 またどこかで会おう!😊」

 

そう言い残すとコタローは酒場を後にした。

 

美佐子「寂しいですね...。」

 美沙子「なぁに、出会いあってこその別れさ😊 死んじまったワケでもあるまい。また会えるよ😊 絶対に。」

 

(ガチャッッッ.....。)

酒場のドアが開いた。

 

サラマンダー「おぉ、おったおった😊 思ってたより遠くにいたわい(笑)」

 美沙子「おっ!サラマンダー!敵から何か情報は聞けたか?!」

 

サラマンダーが美沙子達と合流した。

 

サラマンダー「.....................。」

 竜一「どうした?」

サラマンダー「しつこいからぶっ飛ばしてしまった😄」

 美沙子「おっま!何やってくれてんだよ?!😠何か聞き出さなきゃ意味ないだろうが!!😠」

美佐子「美沙子さんやめてくださ~い(T_T)」

 サラマンダー「あっはっはっ(笑) ついな(笑) 魔が差してしもぅた(笑)」

美沙子「結局情報0かよ...どうすんだよ...(-。-;)」

  サラマンダー「ただし、ただしじゃ。」

美沙子「何だよ?」

 サラマンダー「奴の戦魂が少し近付いた。逃げる気は無さそうだ。」

美沙子「おっ、それホントか?!だったらさっさとそれを辿ってアイツぶっ飛ばして宇和島を自由にするぞ!」

 サラマンダー「まぁ落ち着け。向こうもどう出るかわからん。もう少し様子見しよう。」

 

どうやらマサが宇和島にいるのは間違いないようだ。

所変わって......。

 

峯子「ねぇ玲子さん、私達までそのマサとかいうの探してどうすんですか...(-。-;)」

 玲子「"ヒマつぶし"かな😊」

峯子「はぁ...(-。-;) やっぱり気になるんですか?あの子。」

 玲子「まぁなぁ...。あの子、必ず台風の目になるよ。 "次の世代" だ😊」

峯子「そうなんですかねぇ...。確かにすごい戦たまでしたけど、これから先がどうなるか...。」

 玲子「なぁに、死ななきゃどうにだって転がるさ😊 故に突然敵になる可能性もある。 それに、一緒にいたあのあんちゃん、あの時の...。」

峯子「あっ、やっぱり...司法取引ですよね?噂には聞いてましたけど、本当にそれで外に出てきたであろう人間は初めて見ましたよ。個人的にあまり好きな制度じゃありませんが...。」

 玲子「まっ、元罪人だろうがメンタルも強い、体力もあり、緊迫した状況での冷静な判断等自衛隊に属してる人間と何ら遜色ない事は間違いないワケだ。人手が足りないのも事実だしな...。まっ、司法取引で出てきた人間なんざ戦闘マシーンも同然。現代の神風特攻隊ってとこかな。」

峯子「まぁ、そうなんですけど...。被害者側の家族などの事を考えると胸が苦しいというか...。」

 玲子「気持ちはわからんでもないさ😊 まぁでも、ハンターなんて忍者みたいなもんで認知度なんてほぼ無いに等しい隠密部隊だからな。まさか外に出てきているなんて思わないだろうよ。 んっ、どうやらテメェの方からこっちに用があるみたいだね...😊」

峯子「来ますね...誰かが。この町の中ではかなり大きい戦魂ですね。こっちから向かいますか?」

 玲子「そうだね😊どんな奴なんだか顔(ツラ)だけ拝んでおこうか😊アタシ達が相手する程の大物じゃないしな(笑) いきなり外に飛び出たお嬢ちゃんには丁度いい相手だろうよ😊」

 

大きな戦魂を見つけ向かって行く玲子。

果たして戦魂の持ち主はマサなのだろうか。

相手も感じてこちらへ向かって来ているのだろうか。

 

玲子「向こうも逃げる気はないようだね。段々近付いてる。向こうはどっかで止まってんなぁ。」

 峯子「みたいですね。このまま進みましょう。」

 

歩みを進める玲子と峯子。

程なくして二人は歩みを止めた。

 

玲子「別のがいるね😊」

 峯子「そうみたいですね。私が行きますか?」

玲子「いや、絡んで来る気はなさそうだし、ほっとけばいいだろ😊」

 峯子「了解。行きましょう。」

 

10分程歩いて再び足が止まる。

 

玲子「近いな。」

 峯子「えぇ...もうかなり近くにいるようですね。」

玲子「用心しとけよぉ😊」

 峯子「全く、呑気な人ですね(-。-;)」

玲子「アタシ強いから👍️」

 峯子「はいはい...(-。-;)」

玲子「あぁ?!何か不満か?!😠」

 峯子「別に...(-。-;)」

 

 

 

「テメェ等の方からノコノコと現れるとはぁ、バカな奴等だな....。」

 

 

峯子「誰だ?!」

 

そこには男が一人立っていた。

 

玲子「お前かぁ、マサとか言う賞金首は?」

 

男はしばらくして口を開いた。

 

マサ「いかにも。 だがしかし、海保の大将あろうモンがこんな町で何してやがる? 有給取ってバカンスか?(笑)」

 玲子「んなワケねぇだろぅ。あるお嬢ちゃんが狙ってる賞金首っつぅのはどんなもんか、見に来ただけさ😊」

マサ「高みの見物ってワケか(笑) 大将様になるとドエレぇ鼻が伸びるんだな(笑)」

  玲子「あぁそうさぁ(笑) 折れるもんなら折ってごらんよ😊 弱ェ男に、興味はない😊」

マサ「へっ!まぁいい。 もうすぐ"あの人"が動き出す...。そうなりゃこの国は暴力が支配する軍事国家になる...弱ェ奴は死ぬ。それだけだ。」

 玲子「(あの人?まさか...。)へぇ~😊 だったらお前は"死ぬ側の人間"だな😊」

マサ「何だとテメェ...あんまり調子に乗るんじゃねぇぞ。大口を叩いてられるのも今のうちだ(笑)」

 玲子「大口なら24時間365日叩いてやるよ😊 そしてそのセリフ、そっくりそのまま返してやるよ😊」

 峯子「そうだそうだ!そんなふざけた国家には私達がさせねぇ! 必ず止めてやるよ!」

マサ「へっ、まぁお互い貫きたい正義を貫けばいいさ。勝った奴が正義だ。最後まで生き残った奴が正義だ。シンプルな話さ。」

 玲子「そうだな😊じゃあアタシはお暇させてもらうとするよ😊 せいぜいぶっ飛ばされないように頑張れ😊」

マサ「お気遣いどうも(笑) 次会ったら斬り殺してやる(笑) それまで生きてろよ(笑)」

 玲子「はいはい😊峯子、行くよ。」

峯子「あっ、はい!」

 

その場を後にした玲子と峯子。

 

峯子「玲子さん、アイツ強いんですか?」

 玲子さん「大したことねぇだろ?この辺なら確かに強い戦魂だし弱かねぇんだろうが、全国的に見れば大したことはないさ😊勝てるよ、美沙子なら😊」

峯子「本当に任せていいのか不安ですが(-。-;)」

 玲子「なぁに、その為に滞在してるのさ😊 最悪助けて報酬もこちらが頂く😁」

峯子「セコっ!(笑)」

 玲子「当然だろぅ?!倒したのアタシなんだから😁」

峯子「まぁそうですけど...。めっちゃいいとこ取りやん...最低やん....(-。-;)」 

  玲子「何か言ったか?!😠」

峯子「別に...(-。-;)」

  玲子「よろしい😊さて、また美沙子に会いに行くかな😊」

峯子「えっ、また会いに行くんですか?!」

 玲子「あぁ、居場所教えてやろうと思って😄」

峯子「わかりました。じゃあ向かいましょう。」

 

 

美沙子の元へ向かう玲子と峯子。

まだマサに遭遇出来そうにもない美沙子一行であった。

 

To be continued...