Ep.1-8 -鍛錬-

サラマンダーと共に戦魂を鍛える事を決めた美沙子。 竜一と出会った森に一度戻って来たのであった。

 

美沙子「戻ってきたー!😄 よし、さっさと始めようぜ! 善は急げだ😄」

 サラマンダー「まぁそう慌てるな。そうそう簡単に操れるようになる物でもない。 今数時間やった所でさほど変化などありゃせん(笑)」

美沙子「えーそうなのー?😥 すぐ使いたいんですけどー😒」

 サラマンダー「そんな簡単に会得出来たら世話ないわいww」

 

美沙子は不服そうだ。 サラマンダーは更に続ける。

 

サラマンダー「よしっ、美沙子よ、タオルで目を隠せ😄」

 美沙子「えっ、あっ、うん...。」

 

目隠しをした美沙子。 サラマンダーの手には何故か竹刀が。(どっから出てきた...。)

 

サラマンダー「よぉし、では今から戦魂の鍛錬を開始する😊 覚悟はいいな?!」

 美沙子「何かよくわかんねぇけど...かかって来い...!」

サラマンダー「どりゃあぁぁぁぁ!!」

 

サラマンダーは美沙子に向かって竹刀を振り下ろした。

 

(バチイィィィィィン!!!」

 

当たった。 当然である。 目隠しをしている乙女を竹刀で叩いているのだから。 当たって当然である。

 

美沙子「いったっ!! 何すんだオメェ?!😠 人に目隠しさせて殴るなんて反則だぞ!!😠」

 サラマンダー「ニッヒッヒ😁 美沙子よ、これの意味がお前に分かるか?」

美沙子「分かるワケねぇだろ!😠 アタシはドMじゃねんだよ!😠 変なプレーなら付き合わねぇぞ!😠」

 サラマンダー「www 決してそんなんではない😄 美沙子よ、見える物だけに頼るでない。 当然アタシにも戦魂はある。 生きとし生ける物全てに多少なりとも戦魂はあるんだ。 手に持った物にも当然戦魂が流れる。 パイプが繋がって水が流れるようになるのと同じだ😊 そして戦魂は相手と同じ様に動く。 それを読め。 当然目に見える訳がない。お前も戦魂を使ってその流れを読むんだ。」

美沙子「そんな...急に流れを読めって言われたって...いきなり出来ないよ...。」

 サラマンダー「だから言ったじゃろうが。 もう辞めるか?😁」

美沙子「いや、やめねぇ。続けてくれ!」

 サラマンダー「合点承知😁 魂に目を付けてやれ。その目でしか流れは見えない。 そんな感覚でやったらいい😊」

美沙子「OK。 来い!!」

 

(バチイィィィィィン!!)

 

(バチイィィィィィン!!!)

 

(バチイィィィィィン!!!!)

 

以下略...。

 

気付けば日が暮れようとしていた。

 

サラマンダー「まだやるのかー?😒もう日が暮れるぞー😒」

 美沙子「続けろ...。 日が暮れたらやめる。」

サラマンダー「りょーかーい。」

 

すると美沙子は急に座り込んだ。

 

サラマンダー「(ん? 何を?)降参か?😁」

 美沙子「...........。 来い....!(落ち着けアタシ...今は多分座ってる位が丁度いいはすだ...。)」

サラマンダー「行くぞ😄 お前に戦魂を読むのはまだ100万年早いわあぁぁぁぁ!!」

 

 

パシッッッッ!!!

 

美沙子は竹刀を顔に当たる寸前で止めた。

 

美沙子「(見えた...。なるほど...そういうことか...! ほら、それで終いか? もっと来い。」

 

そう言うと美沙子はまた立ち上がった。

 

サラマンダー「なっ....たまたまじゃろ(笑) もう一発行くぞおぉぉ!」

 

パシッッッッ!!!

 

またもや美沙子は止めた。

 

美沙子はタオルを外した。

 

美沙子「何となくだけどわかったよ。確かに流れてる。近づくと何となく強くなるのがわかった。 後はこれが実戦で通用するようにすればいんだろ?」

 サラマンダー「そ、そうだ...💦(コイツ、やはり...徒者では無さそうだ...。」

 

サラマンダーは動揺を隠せなかった。

美沙子が更に言う。

 

美沙子「これでラスト。もう一発だけ来い。当ててみろ。」

 サラマンダー「承知! 行くぞ! オリャアァァァァ!!」

 

(ヒュンッッッッ!! スッ....。)

 

サラマンダーの顔面スレスレで美沙子の拳が止まった。

 

サラマンダー「っあっ....。」

 美沙子「アタシの勝ちだ...。今お前は倒れた。」

サラマンダー「確かに、アタシの負けだ。 もうそれなりに読めてるようだ。 後はそれをもっと純粋に、研ぎ澄ませていけ。 今日はもう終わりだ。」

 

美沙子の顔から緊張感が消えた。

 

美沙子「😊 ありがと、サラマンダー😊」

 サラマンダー「お、おぅ...礼には及ばねぇよ...。」

 

こうして、何となくではあるが戦魂の読み方を覚えた美沙子であった。 この後、すぐ使うハメになろうとは、まだ誰も知らないのであった...。

 

To be continued...