Ep.1-4 -噂の真相-
美沙子「何これ?! 眩しい!!」
数秒で光は収まった。
美沙子「消えた...。 何もなくない? やっぱりデマだったんじゃないの?」
竜一「何も起こらねぇな。 ちっ!ガセかよ畜生!」
リュウは壁を殴った。
「..........。」
美沙子「ん?今何か聞こえなかった?」
竜一「あっ?聞こえねぇよ。もう戻るぞ。」
「汝.......」
竜一「?!何だ、今の声。」
美沙子「ほらやっぱり! 誰かいるの?」
竜一「誰だ?! 出てこい!」
............。
美沙子「やっぱり空耳?」
「汝、黒龍を封ずる者か....。」
二人「?!」
誰かの声が確かに聞こえた。 こちらに何か質問をしているようだ。
美沙子「黒龍? 何のことだ?」
竜一「さっぱりわかんねぇよ。」
「汝、黒龍を封ずる者か.....。」
美沙子「また同じ質問だ。多分答えないと進まないか、声の主いなくなっちゃうパターンじゃないこれ?」
竜一「あっ? そんなワケのわかんねぇ質問答えられっかっつぅの! お前答えろ。」
美沙子「ウソ、アタシ?!」
「汝、黒龍を封ずる者か.....。」
美沙子「あぁもうわかったよ! 黒龍だか何だかわかんないけど、ぶっ飛ばしてやるよ!!」
「ならば汝に、精霊の力を授けようぞ...。 汝の戦いに、祝福あらんことを.....。」
再度岩が光を放った。
美沙子「うわっ、またかよ!! 眩しい!」
すぐに光は収まった。 そこには褐色肌の高校生位と思われる、少し汚らしい少女が浮いていた。
サラマンダー「お前か?! アタシの眠りを邪魔したのは?!😠 極刑だぞ!」
美沙子「誰? つか汚っ!w まさかお前が噂の精霊?!w」
竜一「まぁ、差し詰めそうだろうよ(笑)精霊なんて大層な名前で呼ばれてっから、どんなもんかと蓋開けてみりゃ、ただの小汚ぇガキじゃねぇか(笑)帰るぞ、美沙子。」
サラマンダー「何だ貴様ら?!😠ガキだの汚いだの、このアタシを起こしておいて謝罪の一つも無しか?!😠ちなみにアタシは430才だ!このクソ人間共が!😠」
美沙子「430才?! それってつまり、アナタは妖怪か何かってこと?」
サラマンダー「妖怪ではない。アタシは精霊だ。」
美沙子「ふーん...。まぁ何が違うのかよくわかんねぇけど、いっか😄」
サラマンダー「所で聞くがお前達よ、返事をしたのは男、女どちらじゃ?」
美沙子「アタシだけど...。」
サラマンダー「ふむ、そうか。 だったら今からアタシはお前の守護精霊になる。 名を名乗れ。」
美沙子「(偉そうな奴だな...外見がガキだから余計に腹立たしい...(-。-;)アタシは美沙子!三浦美沙子!よろしくな!😄お前の名前は?」
サラマンダー「我が名はサラマンダー。炎を司る精霊である。これから存分に我が力を使うと良いぞ😄」
美沙子「へぇ、炎か...。ちょうどアタシの流派も炎帝流だし、ベストマッチだ😄」
サラマンダー「とりあえず、狭いし暗いし、まずアタシをここから出せ😄詳しい話はそっからじゃ😄」
美沙子「OK😄 リュウ、行こう😄」
竜一「おう。しかし、何でオレが祠見つけたのにお前に付いてんだよ?納得いかねぇわ。」
美沙子「だって、返事したのアタシだしぃぃ(ドヤ顔)😁」
竜一「ちっ!絶対オレも付けてやるからな!」
美沙子「ハイハイ頑張って~😁」
祠を抜け出し、サラマンダーを味方に付けた美沙子。 この直後、いきなりの実戦になろうとは、まだ知る由もなかったのであった....。
To be continued...