Ep.1-3 -ハンター候補生、美沙子。-

-前回までのあらすじ-

日本一強い女の子になる為旅に出た主人公、三浦美沙子。 初めに行った森の中で出会った男、野口竜一からイレギュラーハンターという物の存在を知らされ、候補生となったのであった。

 

美沙子「所でリュウ、試験て年に一回だけなの?」

 竜一「あっ? 7月がダメならもう来年の1月までねぇよ。 だから気合い入れてやれよ。」

 美沙子「そうなんだ...(7月落ちたら向こう半年またリュウの弟子ってことか...絶対嫌だわそんなん...一発合格してやる...!)わかった!ありがとー!😄 聞きたいこと、山ほどあるけれど、また思い付いたら聞くね。」

 竜一「はいはい。」

 

(ガサガサ.....ガサガサ.....。)

 

二人「?!」

空気が張り詰めて緊張感が高まる。

 

........。

 

竜一「イレギュラーか?」

 美沙子「来た! 熊だ! えっ、徳島に熊なんているの?!」

 竜一「朝飯がテメェの方からやってきたぜ! ぶっ殺して熊鍋といこうじゃねぇか!」

 

と、リュウは言ったのだが....。

 

美沙子「やったー!😄 ワンパンでKO~😄 熊さん、アタシの勝ちね♪」美沙子が倒してしまった。 どうやら熊は気絶しているだけの様子だ。

 

竜一「(コイツ...一体何者だ...?!こんな華奢なガキが熊をワンパンだと...?!いや、これは夢だ...きっと三浦美沙子なんて奴ぁ存在すらしねぇ...こんなマンガみてぇな景色有り得ねぇ...!) おっ、おう...ちったぁやるじゃねぇか...!ささっ、熊鍋作るぞ。」

 美沙子「はい? 無駄な殺生しちゃダメだよ😄熊鍋なんてやらないし(笑) 気絶させてるだけだから、目覚めたらお帰り...てか、アタシ達が進もう♪ ご飯ならとりあえずアタシ出してあげるから、どっか後で入ろう♪」

 竜一「けっ、どこまでもキレイゴト並べるガキだな。所でお前、普通じゃねぇな。何かやってたのか?」

 美沙子「空手😄」

 竜一「なるほど。 それでそんな馬鹿力ってワケか...。 わかった。」

 美沙子「とりあえず行こう😄 熊が目覚める前に。」

美沙子とリュウは歩を進める事にした。

 

 美沙子「所でリュウさ、何でこんな所にいたの?」

 竜一「この森にあるって噂の祠(ほこら)を探しに来た。 そこには精霊とやらがいるらしい。 体に宿せば更なる力が手に入るとか入らないとか。ってよ。」

 美沙子「おぉ、そんなのがいるのか! 冒険て感じするな!😄 行こう行こう!」 

竜一「地図がある。合ってるかどうかは知らんが、とりあえずコイツをあてにして向かうぞ。」

 

 

一時間程歩いただろうか。 噂ではなく本当だったようだ。

 

二人「あった....!」

 竜一「よぉし、中に入るぞ。」

 美沙子「行こう行こう😄」

 

美沙子「てか、暗い...何も見えない...😥」

 竜一「旅に出るとかほざいてんならな、ヘッドランプ位持っとけこのアホんだらが。」

美沙子「すいません...😞」

美沙子「うわあぁっ!」

 竜一「っだよ!うっせぇなっ!ただのコウモリだろうが!」

美沙子「ご、ごめん...見えなかったから...」

 

10分程歩いただろうか、少し先に光が見えた。

 

美沙子「ねえ、あそこじゃない?」

 竜一「おぉ!多分そうだ。急ぐぞ!」

美沙子「わっ、ちょっと待ってよぉ!」

 

段々と光が近付いてきた。ほどなくして着いた場所はかなり広く掘られているようだ。

真ん中には一つ飛び出た角のような形をした岩がある。 何か貼られているようだ。 

 

二人「着いた。これか?」

 

竜一「この札を剥がせば精霊とやらが出てくるって算段か。いかにもって感じだな(笑)」

 美沙子「ちょっと、そんなすぐ剥がしていいの?」

竜一「もう剥がした。」

 美沙子「えぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

岩から強烈な光が放たれた。

 

二人「うわっ!何だこれ! 眩しい!!」

 

はたして噂の真相は....二人はどうなってしまうのか....。

 

To be continued...